一軸圧縮荷重下での岩石の一般化した応力緩和特性

7. 最小歪速度と応力−歪曲線との関係


既報(福井ら:1989)で,クリープ試験において,最小歪速度となった応力,歪の位置について調べ,強度破壊点からの除荷曲線上を通過する位置で,最小歪速度となることを述べた.一般化した応力緩和試験において破壊を起こす場合でも,最初(14)式に従い,歪(応力)速度が減少し,この後徐々に歪(応力)速度を増し,破壊にいたる.この場合,ある応力と歪の位置で最小歪(応力)速度となる.最小歪(応力)速度となった応力,歪の位置を応力−歪線図上に示したのが図13である.図には,強度破壊点からの除荷曲線も示している.最小歪速度となった位置は,この除荷曲線付近に集まっていることがわかる.このように,この関係はクリープ試験に限定したものではなく,応力,歪が変化するような一般的な場合についても成立する.