トンネル変形の巨視的指標の提案

1.はじめに

2.巨視的指標の提案

2.1 内空変位

2.2 岩盤内変位

3.中程度重圧帯での整理結果

4.高度重圧帯での整理結果

5.おわりに

参考文献


内空変位,岩盤内変位など,トンネル周辺の地山の挙動を計測して,施工管理に利用することが普通になっている.しかし,得られた計測結果をどのように解析,評価するかについては,なお検討の余地が多い.支保の設計や補修計画を合理的におこなうためには,単に測点間の変位の大きさだけではなく,その最大値や方向を知ることが重要である.そこで本報告では,内空変位や岩盤内変位を用いて計算できるトンネル変形の巨視的指標を提案するとともに,2箇所での計測結果を用いた計算例を示す.提案する巨視的指標は2次元のみでなく3次元へも拡張できる.2次元より格段に表示方法に工夫を要する3次元でも,他分野と共通性の高い巨視的指標で,トンネルの変形を表示できることは有意義と考える.